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Q:遠近両用の購入を考えております

色々とお店を廻ってみて、聞いてみたのですが
「お店によって値段が違いすぎて」何をどう選んだらよいか分かりません。
遠近両用ってそんなに種類があるんですしょうか?
48歳 男性

 

A:はい。遠近両用レンズには沢山の種類があります。

使い方に大きな違いはなくても一つのメーカー様から、平均5グレード(種類ではありません)ぐらいのレンズが発売されており、価格は1万円代の商品から10万円代までの商品とかなりの価格差があります。

では、この「価格差」は何の差なのかといえば、巷でよく聞く「薄さ」の差ではなくレンズの持つ「光学性能」の差となります。

そもそも遠近両用に限らず、光学レンズといわれるものはレンズ中心に比べて周辺部の性能が必ず落ちます。(収差といわれる歪み ぼやけ 色にじみなどの発生)

例としてカメラのレンズは、その周辺部の性能の落ち込みを少なくする為に、特別な硝材を使いそれを何枚も重ねて配置したりする訳ですが、事実それぐらいしないと周辺部までクリアーな解像感が得られるレンズは作成が難しい訳です。

それではメガネレンズはどうでしょう?いくら歪みをとるためとはいえ、目の前に十数枚のレンズを並べる訳にはいきません。前面と後面の二面一枚のレンズにて「収差軽減」の課題をクリアーしなくてはならず、そこが難しい訳です。

ただ実際メガネをかけるのは人間であり、人間の脳にある視中枢は非常に優秀ですから、近視用 乱視用などの単焦点レンズの収差ぐらいなら意外と早く慣らしてしまいます(個人差はありそれでも慣れない方はいらっしゃいます)

では遠近両用レンズはどうなのかといえば、一つのレンズの中に遠くから近くまで多数の焦点を設ける為に(遠近両用レンズは別名累進多焦点レンズともいいます)、単焦点のレンズに比べれば設計にかなり無理が生じ、当然周辺部の歪みやボヤケも単焦点レンズに比べ増大します。

ここにも「人間の慣れ」への期待はあった訳ですが、残念な事に遠近両用レンズが発売されてから、この歪みやボヤケに耐えられず「遠近はもうこりごり」という、お客様を多数輩出してきたのも事実です。(勿論レンズの部分だけではなく、取り扱う店側の技術レベルの高低もあります)

慣れれば非常に便利なレンズ・・でも慣れにくい・・この課題を克服する為に長い年月をかけて開発された遠近両用レンズが現在のハイグレードやプレミアムグレードレンズといわれる商品で、レンズ設計者の高い思想と最新の研磨技術が合わさって、ここ近年にてやっと「掛け比べれば一発で違いが分かる」レベルに達しました。

話を戻しますと、高いレンズ安いレンズの差はこの「圧倒的な光学性能の違い」であり、当然ながら良いレンズ程、視野が広がり、歪みも少なく、慣れやすく快適に使えるという事になります。

最近のメガネ屋さんのチラシやCMを見ますと、安さと薄さを謳ったものがほとんどで、実際に使用されているレンズはスタンダード系ばかりで、光学性能に触れた内容はほとんどありませんが、掛けこなせない遠近両用レンズはどんなに安くても結果お金の無駄使いです。

あと性能の高いレンズは、正しいレンズのセッティングにて光学性能を十分に引き出してあげる事も重要で、良いレンズ+低い技術ではこれも高いレンズにした意味がなくなってしまいます。

正直、お客様一人一人にマッチした遠近両用レンズのレンズ選択やセッティングは熟練した技術者にとっても簡単な事ではありません。だからこそ遠近両用は多くの知識と高い技術を持つ「メガネ専門店」で作成する事をお奨め致します。

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