まず覚えて頂きたいのは、
「老眼鏡や遠近両用を早くに使ったから進行も早くなる」という事はございません。 ですので「近くを見てると疲れる」「近くをを見てると目が霞む」などの
自覚症状が現れた時に掛けるのがベストだと私は考えます。
中には「掛けない事で目を甘えさせず調節する筋力を鍛える」と考えているお客様もいらっしゃいますが、私の検査経験上で老眼鏡を掛けるのを我慢して無理に近くを見ていた方の「調節力」が同年の他者より強かったというケースははとんどございませんでした。逆に無理に目に負担をかけた為に、本来持っているはずの調節する力を出せない方は沢山いらっしゃいました。
つまり掛けないで我慢するメリットは、メガネ代がかからない経済的な部分ぐらいで、身体的にはデメリットばかりという事になります。
特に遠近両用は、レンズの性質上、遠くが見える見えないに関わらず、掛けっぱなしにすることで恩恵を受けられるレンズですので、「度数が弱く設定できて違和感が少ない遠近両用が作成可能」な45歳ぐらいまでにスタートする事が良いと考えます。
ただし遠近両用に不向きなお客様がいらっしゃるのも事実!そのようなお客様には「中近両用」などの他の選択肢もありますので、安易に「遠近両用で」とお買い求めるのではなく専門店(是非サトーメガネ)にじっくりと相談してください。お待ちしております。
PS ちなみに私は今年で42歳ですが、すでに遠近両用です。「遠近両用を掛ける」という事が自分自身で老いを感じるからと敬遠する方もいらっしゃいますが、疲れないメガネは逆に若返った気持ちになります。「疲れる 疲れたと口にすること」こそが正に老いを感じる瞬間です!快適なメガネで疲れ知らずの若かりし目を取り戻しましょう!